手作りケーキ

2024年10月『表情筋デザイン®サロン凛Rin』として開業届を出す

私、自営業となりました。

自ら営む業=自営業に憧れた20代

20代の頃、自ら営む業という響きがなんかいいなと思ってた。離婚して大阪から岡山に帰ってきてホステスしながらいつかきっと独立するって思ってたんだっけ。

それで、はじめはリフレクソロジストになろうと思って会計士の資料も山のように取り寄せたりした。

あーなんか頑張ろうとしてたんだなー。

でも結局どれも続かず、それから数年ホステスをして、長男が小学生になるタイミングでお昼の仕事に転職。それから一年ほどで今の主人に出会い再婚。

小学生の母で、ママ友つながりが強かった時代

その後、二人の男の子に恵まれ、三人の男の子の母になりました。

再婚から22年。

子供たちがサッカークラブに所属していた関係でいろいろ関わらせていただきました。クラブのレクリエーションなど多くの企画運営もさせてもらってイベントを楽しみました。サッカー少年少女たちの写真は7年間撮らせてもらい、フォトブックの企画編集を一人でさせてもらって、写真と格闘する日々をすごしていました。

趣味のお菓子作りもDIYも熱中しながら、子供たちが小学生時代はそんな風に過ごしていました。

手作りパン
手作り

それまでは子供たちが小学生で、ママ友など横のつながりがメインな時代。サッカーの試合後などよくみんなで飲んでました。

中学生の母になりママ友と疎遠になった時代

子供たちが成長し下の息子が中学生になるとそれも次第に減ってきますよね。

私は趣味もあったしやりたいことは必ずやるタイプなので忙しくしているように見られていたかもしれない。でも、体と頭の中が忙しいことと、心の満足感て比例しない。

すっかりママ友たちとも疎遠になり、人とのつながりがずいぶん減ってきた頃から、楽しくて作っていたお菓子も、DIYも「やらなければ」な気持ちが強くなり、ちっとも楽しめなくなってきました。

楽しめないことをずっと続けていました。そんなに苦しいことはないのに、それにも気づかずに過ごしていました。

でも、変わりたい、なにかやりたい、楽しみたい、幸せになりたいと思っていました。でも何をしたらいいのかもわからず、自信が持てず、人に会うのが怖く、行動することができませんでした。

進んでは戻り、なんとか立ち上がってみるけど、進めない、そんな感じ。

それでも、今から思うと少しずつ進んでたんでしょうね。

長い、暗いトンネルに光が見えてきた。自分が変わりたいを諦めなかった。

転機が訪れた50歳

自分を諦めたくない、でも、もう諦めようかとよぎった2022年50歳になった7月、転機が訪れます。

ここで「自分を諦めたくない」ってどういうことかと言いますとね、なにか一生懸命に仕事をしていた、とか何か目標があったとかではなくて、「女」を諦めたくなかったんです。まだまだ愛されたいし愛したい、当時、そんな欲求が強かったんです。

私に無関心の夫に対しての執着と「妻はこうあらねば」という勝手な思い込みが、自分で自分をガチガチに縛っていました。

そんな自分を手放すきっかけになったのが、2022年50歳の7月、10年ぶりに再開した友人との時間でした。

ママになって知り合った友達と違い、昔の私を知っている彼女の「あけみはそんな女じゃなかった」という言葉は、私の思考を変えるきっかけになったし、次へのステップへ進むきっかけになりました。

夫への執着、独りよがりの思い込みを少しずつ手放していきました。

それからはたくさん本を読み、経験したことのないことをし、行ったことがない場所に行き、会ったことのない人に会い、一気に行動に起こしました。

かき集めるだけかき集め、むさぼり食っては吐き捨て、みたいな。

ま、クレイジーといえばクレイジーでしたね。

執着を手放し次のステップに進んだ時代

自分はどうしたいのか?ピンときたものはなんでも手当たり次第にかき集め、むさぼり食い、吐き捨てる、みたいな所から、徐々にどうしたいのか見えてきました。

見えてくると、ちゃんと取捨選択できるようになってくるのですね。自分に必要な情報、人、事、物を選べるようになります。

大きな執着から小さな執着までどんどん手放していくうちに、必要なものだけが手の中に残るようになりました。

たくさん、たくさん時間を使ったけど、ようやく見えてきました。

手放していく度、心地よさを感じられるようになりました。

今までのように迷わなくなり、ほしいものがはっきり見えるようになりました。

ずっとなにかを成し遂げなくてはと思っていました。でも今は何も成し遂げられなくても、未来が見えてきたことが幸せ。見えてること、目指していることがあることが幸せ。私は志なかばで死ねたらいい。

「私にはなにもない」と思っていた私はもういないのだから。

今の私にたどり着けたことの恩返しをしていきたいです。それがこれからの私の目標です。

表情筋デザイナー® 砂田明美